三木豆腐
創業70余年 奈良 有限会社三木食品工業
奈良は中国から日本に、初めて豆腐が伝わった地と云われています。
『地元の大豆で、おいしい豆腐をつくりたい』
「ゼロ」から始めたMade in Nara のお豆腐。
一歩一歩ゆっくりと、でも確実に、歩みを続けています。
私たちの悲願である、奈良県産大豆100%のお豆腐を「少しでも多くのお客様のお手元にお届けしたい」
当サイトには、そんな私たちの想いが込められています。
ここでご紹介しております商品は大鉄砲豆冨をはじめ、大和大鉄砲大豆を使った醤油や味噌など加工品の数々、その他お客さまからのご要望で品揃えさせて頂きました商品ばかりとなっております。
~大鉄砲の復活~
農家さんを探し
種を探し
種を蒔き
種(歴史)を紡ぎ
そして豆腐をつくる…
奈良に伝わる在来大豆、それが『大鉄砲』(おおでっぽう)です。
その名の通り「大きな粒」。
一般的な大粒大豆よりも更に大きく甘みが強いのが特徴。
今もなお、地元農家さんが「お味噌にするとおいしい」と、先祖代々種を受け継ぎ自家採取されている大豆です。
もともとは、田んぼの畔(あぜ)で稲(米)と一緒につくられていたが、稲の品種改良で収穫時期にズレが生じたこと、軸が太く収穫時に苦労したことなどが理由で、次第に作る人が減っていきました。
また、高度経済成長とともに大阪などの都市部へと人が流出し、農業の高齢化も進み、作業効率や生産性が重視され、時代の流れとともに消滅の一途を辿っている、まさに幻の大豆です。
このままでは消滅してしまう…
2017年初春、奈良県磯城郡田原本町の農業生産法人株式会社鎌田ファームの鎌田さんと、種探しを始め、そして見つけた少量の種を同年6月、まずは増やすことを目的に蒔きました。
農家さんと豆腐屋が協力して、
『一歩一歩、一粒一粒、機械に頼らず、大事に丁寧に、畑に蒔く』
雨を喜び、発芽に感動し、成長を見守り、台風を心配し、枝豆の美味しさに舌鼓を打ち、収穫を祝う。
そして4年の歳月を費やし、今ようやく皆さまにご紹介できるまでになりました。
大豆一粒一粒の「ありがたさ」に感謝しながら、豆腐をつくる。
2019年2月。
奈良で守ることを目的に「大和大鉄砲」(やまとおおでっぽう)という名称で商標登録を致しました。
たかが大豆、されど大豆。
大豆は、豆腐、醤油、味噌など、様々な形に変えて、私たち日本人の食文化に欠かせない食材です。
この種を次世代に繋ごうとする私たちの取組みは、まだまだ始まったばかりです。
『大和大鉄砲』が奈良を代表する作物のひとつになることを夢みて、これからも活動を続けます。
大豆畑の様子は随時ページ内BLOG、SNSにてUPしておりますので、ぜひ合わせてご覧ください!
三木豆腐HPは ↓
www.miki-tofu.com